■シロアリに関する一考 [1]

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シロアリに関する勉強会に参加しました。

シロアリの種類
シロアリの種類

先日、シロアリに関する勉強会が開催されたので、参加してきました。

建築士として、シロアリに関する知識はある程度持ち合わせていたつもりですが、今回のセミナーを受けて、認識の相違など、改めて知らされることもあり、目から鱗が落ちた思いです。

また、今回のセミナーで良かったのは、シロアリの話と行っても、ここ富山における話しだったので、より身近にとらえられたと思います。

シロアリと云っても、原ゴキブリ目に属し、アリではなく、ゴキブリに近い生物ですが、日本に生息する主なシロアリで、「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」のうち、ここ富山に生息するのは、家屋に与える被害が比較的少ない「ヤマトシロアリ」で、家屋全体に大打撃を与える「イエシロアリ」はいないと云うことです。富山の住人としては少しホッとした感じです。

ここ富山でも、危険な「アメリカカンザイシロアリ」の報告が2000年に1回ありましたが、その後更なる報告はなく、富山での越冬はできないと云われています。

「イエシロアリ」は、「ヤマトシロアリ」とは違い、行動範囲も広く、時に数キロメートルにもなり、大集団(100万を超える集団もある)で行動し、家屋の被害程度も大きく強烈ですが、富山に生息する「ヤマトシロアリ」は、平面・垂直方向共に数メートルと小さく、被害のほとんどが床下の空間や床部分などに限られ、その集団もさほど大きくなく(2~3万の集団)加害の進行もそれに伴って遅いと云えるそうです。
したがって、富山においては、「ヤマトシロアリ」について考えれば良いと思われます。

ペコリ(o_ _)o))