■天空率


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建築基準法の高さ制限(斜線制限)の緩和規定としての評価基準である天空率を使いました。


天空率関連図面(イメージ) 天空率図面

ブログをスタートしてはじめての「仕事」カテゴリーでの記載になります。(o^_^o)
最近、設計や設計にともなう図面を引く仕事が多い中、はじめて天空率を導入して、道路斜線制限不適用の特例を受けました。
このケースの場合、前面道路が4Mと狭く、現行の集団規定である道路斜線制限では、軒の一部がかかり、本来の建物としてのプロポーションが損なわれ、デザイン性が著しく悪くなる恐れがあった事と、敷地の南北に十分な空地がみこめたので、この天空率を使いました。
天空率の利用にあたり、作成図面が多少煩雑になる傾向にありましたが、採光や通風、あるいは開放感といった観点で、従来の高さ制限に適合した建物と天空率を比較した結果、同等かそれ以上あれば、集団規定としての高さ制限を受けないというこの性能規定は、有益な緩和措置だと思います。(*^_^*)