ハウジングスタイル通信 2025年 9月号
災害情報をきちんと把握し行動しましょう。
災害が発生したとき、正確な情報をどのように把握されていますか? テレビやラジオ、スマートフォンを使ってニュースを確認したり、自治体が行う防災行政無線や防災ラジオ、ネットのテキスト配信などを利用したりすることもあると思います。
◆気象庁「キキクル」
気象庁では、大雨による災害発生の危険度の高まりを地図上で確認できる「危険度分布」を公表しています。
「危険度分布」は、雨による災害の危険度を5段階で色分けして地図上にリアルタイム表示します。気象庁のホームページで公開するとともに、テレビの気象情報コーナーや各社が提供するスマホアプリから届く「危険度通知」にも使われている情報です。
◆自治体アプリ
お住いの都道府県あるいは市町村などでも、防災アプリを通じて避難指示等の情報を発信している場合があります。地域によっては、防災行政無線の情報をテキスト配信しています。ご自身が住まわれている地域以外の場合でも登録しておけば、緊急時に親や子どもに連絡することで、早めに避難誘導できます。ご本人のスマートフォンにも、メッセージが届くように設定しておくことも忘れずに。
◆防災ラジオ
なお、防災無線は豪雨のときや窓が閉まっていると、宅内では聞き取れないことが多いようです。
特に高齢の方がいるご家庭には、「防災ラジオ」を置くことがお勧めです。
防災ラジオとは、災害発生時等に市町村等が、コミュニティFM放送等を通じて発信する「災害時緊急割込み放送」を受信できるラジオです。導入している自治体は増えつつあり、ラジオ本体は無償貸与あるいは有償頒布されていますので、一度使用地域の担当部署(防災課や危機管理課など)に確認してみてください。
ラジオ体操のススメ
「最近少し太ったかも......」「健康のためにウォーキングでもしようかな」とお考えの皆さん。ここは、誰もが一度はやったことのある「ラジオ体操」がおススメです。
ラジオ体操は、運動のポイントを意識しながら行うことで、体全体をほぐし、血行もよくなることが報告されています(一般財団法人簡易保険加入者協会調査より)。しっかりやると、3分程度の運動でもしっかり汗をかくことができます。
朝の放送時間でなくても、
動画(NHK:https://www.nhk.jp/p/tv-taisou/ts/6Q257N6M74/movie/、
かんぽ生命:https://www.youtube.com/watch?v=SGPBSqxKGAc)を活用すれば、好きな時間に取り組めます。慣れてきたら、あとは毎日続けましょう!
天気アプリを活用しよう!
酷暑に線状降水帯などが多発する中で、天候の変化を把握し前もって行動することが、命を守ることにつながります。スマートフォンに「天気アプリ」を入れておくと、気温や天気予報、雨雲の動きなどがわかり、事前に行動することができます。
例えば、日本気象協会の天気予測アプリ・雨雲リーダー「tenki.jp」やウェザーニュース「Weather news」、NHKの「ニュース防災」、Yahoo japan「Y!天気」(防災アプリ「Y!防災速報」もあり)などがあります。
複数地点を登録できるアプリなら、実家や子ども達のいる地域、出張先の天気なども確認できて安心です。